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GESHA VILLAGE x Kurasu Kyoto: イベント情報・ストーリー

エチオピア、パナマ・ゲシャが見いだされた場所のほど近くにある農園、Gesha Village。農園を経営する代表Adam Overton氏が、コーヒープレゼンテーションツアーを香港、台湾、日本で行います。
Kurasu Kyotoは西日本でのホストとしてOverton氏をお迎えし、エシカルな農園経営、品質保持のための生産方法などを含めGesha Villageのコーヒーをご紹介いただきます。高い人気を誇るエチオピアのコーヒー農園と直接交流し、実際に味わい比べる事のできる貴重なイベントで、スタッフ一同今から待ちきれない思いです!

We will be hosting a coffee tasting (cupping) with Adam from Gesha Village in Ethiopia. Adam will be introducing his farm as well as presenting coffees which will be included in their upcoming coffee auction. This is a great opportunity to interact with a coffee producer will enjoying and amazing coffee from a top farm in Ethiopia.

http://geshavillage.com/

Date: 5/3 from 18:00- at Kurasu Kyoto

〚会場〛
Kurasu Kyoto
〒600-8235
京都府京都市下京区油小路通塩小路下る東油小路町552 
Kurasu
https://goo.gl/maps/hbEa1biVk762

5/3水曜日
18:00- 約一時間

イベントに先駆けて、皆様にGesha Villageのストーリーをご紹介します。
Learn more about Gesha Village, and be fully prepared for this exciting event!

About Gesha Village

Gesha Villageは、アダム・オーヴァトンにより設立された、8つのサブファームから成る農園です。サブファームはミクロクリマおよび栽培品種により分けられています。十分な高度(19002000m)、降雨量、適切な気候、未開拓の豊かな森林土壌、しっかりと長く根を張っている木々、そしてすでに確立されたコーヒーのエコシステムが存在する事を条件に土地を探し求め、2011年にエチオピアのゲシャで500ヘクタールの農園を開拓するところからGesha Villageは始まりました。

農園から20kmほど離れた場所で自生するゴリ・ゲシャの天然のコーヒーフォレストから種を採取。このエリアはあのパナマ・ゲイシャが1930年代に採取された場所です。

現在、ゲシャ・ビレッジ・エステートでは6種のコーヒーを栽培しています。それらは環境にやさしいペナゴス ウェット・ミルで精製されるか、ナチュラルとして処理されます。洗浄・精製は農園で行いますが、栽培は周辺の農家と共同で行われ、また天然のコーヒーフォレストからも収穫し、収益の大部分をコミュニティへ分配しています。

2015年現在、300ヘクタールに植樹を終え、来年にはさらに50本を植えて森林保護のため土地も大きく確保する予定です。当初の目標であった「農園を始める」「森を守る」「コミュニティの中で産業を発展させる」、そして「ゲシャコーヒーのルーツを探す」に加え、今後も農園をフォレストの自然の環境に任せながらも、意識的に、また調和を大切にしながら持続可能な形で発展させ、環境や人々に優しく、世界一のコーヒーを生産していくことを目指しています。

ゲシャを生まれ故郷のエチオピアで育てる、自然と土地に根ざしたコーヒーファームです。

 

Gesha Village is a coffee farm in Gesha, Ethiopia consisted with 8 sub farms, and it was established by Adam Overton in 2011. Each sub farm is divided according to its microclimate and plant varieties. The estate location was chosen based on the strict criteria of altitude (1900-2100 MASL), ample rainfall, temperature patterns, rich virgin forest soil, old growth trees, and an existing coffee ecosystem.

A seed selection has been harvested from the Gori Gesha wild coffee forest found 20 km from the farm, the site where the famous Panamanian Gesha was selected in the 1930s.
Currently, there are 6 coffee varieties growing on the estate. These are washed with an eco-friendly Penagos wet-mill or processed as naturals.
Due to the overwhelming success of our initial cupping trials of the native Gesha variety, they have partnered with the local community to bring this coffee to the market. It is washed and processed by our farm, but grown by surrounding farmers or gathered from the wild coffee forest. Gesha Village share a significant amount of the profits they receive from the sales of this coffee with the community.

In the first three years they have planted over 30,000 native shade trees on land that had previously been deforested. Research, conservation, and exploration of the Gesha variety are ongoing focuses of our farm. They have begun projects on genetic testing, climate research and a Gesha botanical garden. The planting density of the farm at 2000-trees/hectare is moderate and supports a sustainable ecosystem for their coffee.

Gesha Village’s priority is maintaining the rich biodiversity of the native forest canopy that the heirloom Gesha coffee spontaneously grows in.

 

Gesha Village公式ウェブサイトでは、Gesha Villageが誕生するまでのストーリーが紹介されています。読み進めるうちにまるでアダムさんと一緒に歩んでいるかのような気持ちになるお話を、日本語訳でご紹介します。(写真は全て公式ウェブサイト、公式Facebookページから)

http://geshavillage.com/ (トップページで紹介ムービーも鑑賞できます)

Gesha Village Facebook

 

At Gesha Village's official website, you can read an exciting story of how Gesha Village started. 

http://geshavillage.com/ 

Gesha Village Facebook

<Following is a Japanese translation of their story> 

Gesha Village誕生ストーリー

全ては映画から始まった

2007年、私たちはエチオピアのコーヒーを題材にドキュメンタリー映画を撮影しようとしていました。コーヒー業界の人々に話を聞いていくにつれ、彼らの温かさ、サポートや心の広さに圧倒されるのを感じました。そこから夢が生まれ、自分達の農園を作るのはどうだろうか?という思いが芽生え始めました。私たちはパナマのブート・コーヒーで講義を受け、コーヒーを育てること、そしてそれに特別な価値を持たせることについて真剣に考え始めるようになりました。私たちは地図を引っ張りだし、数えきれないほどの質問を投げかけました。 

夢の森

農園を始める。森を守る。コミュニティの中で産業を発展させる。ゲシャコーヒーのルーツを探す。一つ一つの夢は壮大で、一度にかなうなどとは全く考えていませんでした。しかしゲシャフォレストは私たちに「夢は大きく」と教えてくれました。ゲシャビレッジコーヒーエステートは私たちの夢の集大成です。

「何もない土地で何かを始めるのに、確実に通用するものはない」

具体的な期待は特にありませんでした。この魔法の森で何がすでに育っているかを確認し、その可能性を探りたかったのです。2カ月後、私たちはゴリ・ゲシャ・フォレストに足を踏み入れ、種を採取すべく長い旅に出ました。歩きながら、「自分はどこへ向かっているんだろう?どうやって家に帰ろう?」と不安ばかりが頭をよぎりました。しかし、フォレストはまさにコーヒーの聖地というべき素晴らしい場所でした―そこではコーヒーが有り余るほどに豊かに、健やかに育まれていたのです。

「ゲシャに行きなさい」

はじめはピンときませんでした―3年間、土地を探し続けていた私たちは、従業員や移動手段が比較的容易に手配できるアディスアベバから近い場所を希望していました。
しかし譲れない条件を元に探し続け、適切な高度、完璧なミクロクリマ、実際に目にし味わうまで説明がつかないような個性的な味を求めていくにつれ、私たちは次第にアディスアベバから遠ざかっていきました。ついに私たちはアディスから車で2日ほどかかる、スーダンとの国境にほど近いベンチマジに到着しました。エキゾチックで、都心から遠く離れたこの土地は、ほんの数年前に道路が整備されるまで、完全に孤立した地域だったといいます。


南オモの人々に似ており、彼ら独自の言語を話すメアニットの人々は、私たちに向かって「チャイナ」と声を掛けました―彼らは外国人のことは皆そう呼ぶのです。いくつかの壁はあったものの、彼らは驚くほどの暖かさで私たちを歓迎し、話しかけてくれました。土地に立ち入った私たちはすぐにその地に惚れ込み、2011年の10月、開拓を開始したのです。

「何があるか、見てみよう」

私たちはまずその土地に自生するブロンズとグリーンチップの品種を確認しました。パナマ・ゲイシャによく見られるものに似ています。パナマ・ゲイシャと全く同じである事はありえないと知っていました―品種が育つにはあまりにも多くの環境要因が関わっているからです。しかし、肝心のその味は?私たちは不安と期待で胸を一杯にしながらウィレム・ブートに向かい、適切に精製すらされていない豆でカッピングを行いました。その結果、その年のカッピング巡礼の旅一番の味わいに出会ったのです。特別なものを手にした、私たちはそう感じました。 

未来に向けて

2007年、私たちの映画は〝Full Circle: Coffee Comes Home to Ethiopia″(仮訳:「フル・サークル:コーヒーは故郷・エチオピアへ」)という題で完成しました。
2015年現在、私たちは300ヘクタールに植樹を終えました。来年にはさらに50本を植え、森林保護のため土地も大きく確保する予定です。
当初の夢はまだ鮮やかに私たちの心に描かれたままですが、それに加え今後も農園をフォレストが導くままに、意識的に、また調和を大切にしながら持続可能な形で発展させ、環境や人々に優しく、世界一のコーヒーを生産していこうと考えています。ゲシャを生まれ故郷のエチオピアで育てるのに、これ以上素敵な方法があるでしょうか?

農園のミッション

エチオピアの西の端、ジャングルが鬱蒼と茂るベンチマジ。この息をのむような素晴らしい土地に、およそ471ヘクタールにわたる私たちの農園、ゲシャ・ビレッジ・コーヒー・エステートがあります。2011年以来、私たちはこの遠く離れた地を夢の農園へと変えるため、世界で最高の品質を誇るゲシャコーヒーを、その生まれ故郷であるエチオピアのゴリ・ゲシャ・フォレストからほんの数キロ離れた場所で栽培しています。数年に渡る努力の末、私たちはほかに引けを取らない素晴らしい品質のコーヒーを生産することに成功しました。


私たちはゴリ・ゲシャだけに頼らず、その他いくつかの現地種を併せて栽培しています。メアニットと呼ばれる現地の人々との関係を築き上げ、土地や現地の労働者の方々を尊重し彼らとの相互理解に努めています。
ゲシャ・ビレッジの目標は、栽培や精製のあらゆる段階において品質の追求を決して怠らず、最上級の献身的な姿勢で従業員やお客様に向き合い、エチオピアで最高品質のコーヒーを生産する、最も環境に配慮した農園となることです。

 

Gesha Villageのコーヒー

品種

オリジナル・ゲシャ

私たちの農園から20kmほど離れた場所で自生するゴリ・ゲシャの天然のコーヒーフォレストから採取された種。歴史調査と遺伝子調査から、このエリアはパナマ・ゲイシャが採取された場所であると特定しました。私たちは2種類のグループを確認しています:

ゴリ・ゲシャ 2011 (GG)
ゴリ・ゲシャ・フォレストの遺伝子多様性を反映する品種。
ゲシャ 1931(G31)
多様なフォレストの中から、パナマ・ゲイシャに非常に近いものを選んだ品種。
苗の形態、豆の形や大きさ、カッピングプロフィールを元に選定されました。
<エチオピアのリサーチセンターから生まれた品種>
イルバボア・フォレスト1974 (IF)
エチオピアのリサーチセンターから生まれた、病害に強い品種です。1974年に行われたイルバボア・コーヒー・フォレストへの遠征で選定が行われました。

 

プランテーション

収穫:10月初旬から1月中旬

場所:エチオピア南西、ベンチマジ地域

土地:農園総面積471ヘクタール、コーヒー栽培面積320ヘクタール

高度:海抜19092069m

GPS:座標:6.54012,35.50202

樹林数:700,000

保護区域:27

緑陰:アグロフォレストシステムおよび土着の緑陰種

土壌:原生林、茶褐色ローム

気温:9-30

野生生物:多様な鳥類、イノシシ、シカ、チーター、バッファロー、ライオン、コロブスモンキー、ハイエナ、ハリネズミ、ウサギ、その他土地特有の生物

 

ファーム区域

品種

ha

フレーバーノート

生産ロット

価格

シェワ・ジバブ

Shewa-Jibabu

GG

48.5

ストロベリー、熟したピーチ、パパイヤ、フローラル、クリーミー、しっかりとした飲みごたえ

ナチュラル2

$$-$$$

ディマ

Dimma

IF

28.7

ベルガモット、コーヒーの花、ストーンフルーツ、生き生きとした味わい

ウォッシュト3

/ナチュラル3

-$$

シャヤ

Shaya

GG

36.5

ベリー、メイヤーレモン、タンジェリン果汁、モラセス、バランスのとれた味わい

ウォッシュト6/ナチュラル5

-$$$

バンギ

Bangi

GG

54.0

赤い果実、キャラメル、紅茶、繊細な味わい

ウォッシュ324/ナチュラル9/ハニー4

ガイリー

Gaylee

IF

34.8

フローラル、レモングラス、熟したマンゴー、ハイビスカス、明るい味わい

ウォッシュト5/ナチュラル7

-$$

ナーシャ

Narsha

 

G31

5.3

黄色の果実、チョコレート、ライム、ジューシーでエレガントな味わい

ウォッシュト1/ナチュラル1

$$$

オマ

Oma

G31

67.6

甘く煮た果実、強いフローラル、複雑な味わい

ウォッシュト1/ナチュラル6

$$$

スルマ

Surma

G31

45.9

ジャスミン、ローズウォーター、スイカズラ、長く余韻の残る味わい

ナチュラル2

$$$

精製方法

ウォッシュト:機械によるミューシレージ除去またはフルウェット発酵、1236時間浸し、チャネルウォッシュ、水分量が30%になるまで23日陰干しし、アフリカンベッドで11%まで日干し。合計で1219日の乾燥日数。

ナチュラル:フローターを取り除き、アフリカンベッドに薄く広げ、パラボリックのビニールシートカバーをつけて日干し。合計で1830日間の乾燥日数。

ハニー:ホワイト、レッド、イエロー、ブラック、温室乾燥。

 

当日をお楽しみに!